Run Soya Run

京都を7.5kmくらい走った.丹波口から河原町五条まで朝日に目をくらましながら.鴨川についてから川沿いに下りてゆっくり走る.釣りをしているおじさんたちの近くで立ち止まってすこし音を聞く.河のせせらぎ.驚いたことに鷺がいた.字が似てるのは最初に鷺を見た人が驚いたからだと勝手に信じることにする.日曜の朝の人通りは不思議だ.少ないわけではないけどある一定の静けさを保っている.休日に早起きした人たちの間で共通しているけじめのようなものがあるんだろうか.
そんなわけで四条のモールは意外にも静かだった.西に向かって太陽を背に進む.四条烏丸は「中心」でなく「境界」だ.烏丸通より西側は,ハレの空気を持たなくなる.進むと四条大宮.これまた不思議な空間である.ここを端にしてグリッドの破壊が行われている.壬生川という地名に囲まれてきたあたりで左へ入る.とても細い小道.線路やら小川やら,公園やら細い電信柱に挟まれた小道,を南へ進む.グリッドは単調で平等かもしれない,しかし京都のグリッドにはヒエラルキーが存在する.町人が静かに暮らしていた道,権力が闊歩した大通,都市の柱をなした参道,どれがどれかは今はわからないし,役目は変わっているだろう.そんなことを考えながら戻ってシャワー浴びた.もう着替えがないのでコインランドリーに行かなきゃだけど.Hさんは出張で同じパンツを3日はいてるとか,はいてないとか.